「また主機能か!」

こんにちは。ESFPの大森です。

タイプLABのセッションに参加するときは、積極的に自分の生活で起きた「事件」や「葛藤」を話すことを推奨されます。

自分自身に起こった出来事をセッションでシェアすることで、客観的な視点を理解でき、より自分を理解できるようになるからです。

今回はESTJの女性に、ご自身の感情が揺れ動くパターンを分析し、その状態を克服したストーリーをお聞きしました。

前回の記事はこちら:夫へのイライラに隠された、本当の気持ちとは?

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ー今まで気が付かなかったご自身の”怒りのパターン”が見えてきたと伺いましたが、どのようにしてそのパターンに気がついたのでしょうか?

きっかけは、ほんの些細なことでした。

ある日私と夫の共通の知人から、「夫は仕事が忙しく、夏休みも取れないほどだ」という情報を知らされたのです。

私は妻である自分がその情報を知らされず、共通の知人から聞いたことに酷いショックを受けてしまいました。

ーそれは私でもショックです。

その件を伝えてくれた知人には怒りを感じませんでしたが、夫に怒りを感じたんです。

なぜこんな大事な情報を、家族に知らせないんだろう?

そんな大事な報告をしない夫って、何て信用できない人なんだろう?と…。

ここまでは、いつもの流れです。

ーその後はどうされたのでしょうか?

ですが今回は、今までと違い自分がとても傷ついていることに気がついたんです。そのことに気がつく前は、他の人に原因があると決めつけ、責めていました。

その理由は前述しましたが、家族なのに大事な報告をしてもらえないこと。

というのも、私にとっては報告・連絡・相談というのはごく当たり前の常識。

私がいちいち聞かなくても、夫だったら重要なことは妻に共有しておくべき、と思っていたんです。

極端に言えば、家族に関わるすべてのことを管理してたいたかったんだと思います。

無意識でしたが、子供にも同じことを求めていたことにも気がつきました。

ですが、そのことを共通の知人に相談したら、「上司でもないのに、どうして全て報告しないといけないのかな」と言われてしまいました。

その一言を知人からの攻撃だと思い込みパニックになり、怒って涙が止まらなくなってしまったんです。

ー2重のショックが重なってしまったんですね。

はい。傷ついている自分は認識していましたが、自分の常識が理解されないことに更に憤りを感じてしまったんです。

ですが、私が泣いているときに娘が心配して抱きしめてくれて。それで、自分の気持ちがすごく落ち着きました。

ー娘さんの優しさで少しショックが和らいだんですね!

そうなんです。私は娘のことも管理しようとしていたのに、この子は私を受け入れてくれてたんだな、もっと冷静にならなきゃな、と思えて。

娘が共感してくれた上で自分を分析モードに切り替えることが出来ました。

ですが頭で考えているだけでは答えが出ず、これは何かあるな、と信じて見ました。(はるみさんが仰るには、良いNiを使えたらしいです)そこで、とりあえずセッションのノートを見返してみたんですよ。

そしたら、毎回同じようなことで怒っていることに気がついて。そしてその原因が自分の主機能のTeでした。

とにかく、やっぱり家族を管理したいのに出来ない時、そのこだわりを理解してもらえない時に激しい怒りを感じるんですよね。

ーなるほど。

それまでは、夫や娘がそうした情報を私に提供するのは当たり前だと思い込んでいたので、

自分の本当に欲しいものが自分だけのこだわりだということを理解した時に、すっとショック状態から抜けることができました。

ー大きな気づきですよね。

この件では、丸1〜2日ズドンと落ち込みました。

ですが、今までは自分の傷ついた心にも気づかず人のせいにしていたし、自分のこだわりにも気がついていなかった。

自分はそんなにも家族の管理をしたいということ、その常識はきちんと相手に伝えないといけないな、というのも今回の件で理解できました。

はるみさんコメント

前回のセッションでこの話を聞き、この方の旦那さんが大事なことを報告しない理由も含め、掘り下げて分析していきました。

すると、以前旦那さんが奥さんに報告・相談した時、

奥さんが「必要ない」と思った情報を伝えた瞬間、

「その情報いらない」「なんでそれを言うの?」という返答をされたそうなのです。

その結果、ご主人も報告したらキレられるという思いから、奥さんへの報告を避けるようになった経緯が分かりました。

そしてこれは私自身の話なのですが、

家族とディズニーランドに行って食べ物をレジで注文している時、夫が私の注文の仕方にイライラして強く話しかけてきたことで、とてもイライラしたことがありました。

私は数字ではなく、「チキンナゲット」「フライドポテト」など一つずつ注文していたのですが、夫は分かりやすく数字で注文しないこと(Ti)にイライラし、

私は私で人前で強く感情的に喋られたこと(Fe)でイライラしたのです。

後で2人で話し合い、お互いの主機能のイライラポイントを理解することが出来、お互いスッキリしたし一緒に笑えれました。

7番、8番…。苦手な機能を克服するまで

こんにちは。ESFPの大森です。

タイプを長く学んでいても、主機能以外の機能についての理解が深まり、実際に意識して行動に移せるようになるには時間がかかりますよね。

私は現在トレーナーコースを受講していますが、未だに8番目の認識機能、外向的直感(Ne)については見えたり見えなかったりの繰り返し。常に意識をしないとクリアに見えない、難しい領域です。


今回はINFJの方にお話を伺い、ご自身の7番目と8番目の認識機能を意識的に使えるようになった経験から、自分をより深く理解できた流れについての記事をお届けします。

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気が付いた、自分の感情が揺れる本当の原因とパターン

ー3年間タイプを学ばれていますが、セッションを受講する中で、何か大きな葛藤を経験されたことはありますか?

はい。

現在はトレーナーコースを受講しているのですが、トレーナーはセッションでアシスタントをするんですよね。そして本来アシスタントは早めに来てテーブルセッティングを終え、参加者をサポートするのがルールなんです。

ですが、ある時にセッション前の予定が立て込み、アシスタントの役割をこなすことが出来なかったことがあったんです。

はるみさんに「Niに入り過ぎています(つまり、セッション中自分の世界に入り込んで、喋っていない)。」と言われて…。セッションの後でも再度その話をされました。

自分が”こうあるべき”という理想像からかけ離れた行動を取ってしまい、理想とは違う自分が見えてひどい主機能ショックを受け、立ち直るのに2週間かかりました。

ー主機能ショック状態に陥ってしまった原因は、アシスタントがやるべき役割が出来ていなかった、ということなんでしょうか。

そうなのですが、後で分析してみると、それだけが原因なのではないことが分かりました。

具体的には、その日は休日のセッションだったので家に子供達がいて。

なのにお昼ご飯の用意も満足にせず、子供たちに申し訳ないなと思いながらバタバタと家を出たことで自分自身の感情(Fi)がその時すでに大きく揺れていたんです。

「自分の母としての役割を放棄して自分の仕事のために家を出たこと」が自分にそこまで影響を与えているとは思わなかったのですが、後から考えると、かなり自分に幻滅していることに気がついたのです。

ーなるほど!

分析(Ti)してみたことで、自分の母親の役割(Si)をこなして(Te)いないと
気持ちが(Fi)揺れて、理想のイメージ像(Ni)と自分がかけ離れてしまう流れが理解できました。

ーTe&Siをしていないと、結果ご自身の思う理想の人になれない、ということですね。

なので、自分の心が揺れるパターンが「母親としての役割を怠っている」時に起こると理解してからは、とにかくTeとSiを意識するようになりました。

まずは、忙しいと分かっているならば、事前準備(Si)のために家事を済ませる、ご飯を用意するなど「とにかく行動する(Te)」ことに。

最低限、これだけはしていたら自分に母親としての合格点があげられるというレベルを決めて、それだけは守るようにしているんです。

ー素晴らしいです!それからは、主機能でショックを受けることは少なくなりましたか?

そうなんですよ。TeをきちんとやっていたことでFiがすっきりして、よりFeが出来るようになっていたんです。

以前は家事などはなるべく後回しにしてしまっていました。

Teが低く、どうしてもTe(家事)よりFe(LINEにきちんと返信する)、主機能を優先してしまう傾向があったんです。

そのせいでNiという機能を一時期イヤだな、と思うこともあったのですが、Te&Siを意識できるようになってからはその想いは自然となくなりました。

ー自分の主機能がイヤになる時ってあるりますよね。

今までは8番目の認識機能であるSiと上手く向き合えない自分がいましたが、間に上手くTeを挟み、タスクを消化していくことで、自然に母親としての役割にも合格点をあげられるようになりました。

8番目の認識機能の力

こんにちは。ESFPの大森です。

インタビュー記事やコラムをお届けしているこちらの連載ですが、今回はISFJの女性にお話を伺いました。

タイプを学ばれている期間は早4年。その4年間の中で、ご自身のヴィジョンがクリアに見えてきた経緯についてをまとめました。

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やっと気づけた、自分のヴィジョン

タイプを学ばれたきっかけをお伺いできますか?

以前勤めていた会社にはるみさんがタイプを教えに来てくださっていたご縁で、勉強を始めました。

その結果、会社のメンバー同士理解し合えるようになり人間関係が改善したりととても結果が出ていたので、個人的にもっと学びたい!とはるみさんに連絡をして成長コースを受け始めたんですよ。

成長コースを終えて、どんな学びがありましたか?

3つあります。

1つ目は成長コースの前なのですが、苦手意識の多かった上司の主機能(Ne)を勉強するうちに、その方の良さが凄く見えてきたこと。

2つ目は、自分の気持ち(Fi)に気づけたことですね。

実は以前友人と同居していたのですが、私のFiが6番目のため、日々のやり取りで少しずつ自分が傷ついていることに全く気づけず…。

気持ちに気付く前に、まずは理解(Ti)から入りました。

とにかく自分の気持ちを理解したくて、日記を書き続けたんですよね。そこで、今まで自分が感情を抑え、我慢して、結局爆発してしまった流れについて理解できました。

その子のことは大好きだったのに、自分の気持ちをケアしてあげることを怠ったせいで爆発してしまって。

現在はヨガなどを通し、自分の内面を見つめ続けるようにしています。ネガティブな気持ち(Fi)には気づけていたのですが、ヨガをしているうちに自分の温かい気持ちにも気づくことができて。

傷ついた自分を受け入れられるようになったのは、大きいですね。

素敵です!3つ目の学びはどのようなものだったのでしょうか?

最後は、私の8番目の認識機能である、ヴィジョン(Ni)についての学びです。

そこにたどり着くまでにも段階がいくつかあるのですが、まずは自分自身を理解できた(Ti)ことと、その上で自分の気持ち(Fi)が理解できたのがとても大きいと思います。

ですが、セッションを受ける中で、自分自身の主機能である(Si)がとても嫌いになった時期があり…。

自分のエゴ、というのでしょうか。嫌な部分ばかりが見えてしまったんですよね。かわりに(Ni)の機能が凄くキラキラして見えて。

ですが、以前苦手だった主機能が可能性(Ne)である上司と話しているうちに、もっと自分の可能性(Ne)を見つめよう!と切り替えることができて…。

色々なセミナーに出てみたり、色々な人に会いに行ったりしているうちに、徐々に自分のヴィジョンが明確になっていったんです。

小さい時から私は、人を幸せにする仕事がしたいと漠然と思っていました。

何ができるかはわからないけど、頭の片隅に常にあった考えです(はるみ:そう!これが八つ目の機能の声です!)。

ですが、自分を知り、自分の好きなものを知り、そして可能性を模索していく過程で、自分が好き、と思えること(Fi)と、人を幸せにすること(私にとってのNi)が初めて一致し、自分にとってのヴィジョンがものすごく明確になりました。

それは、まず幸せな家庭を築くこと。そして、自分が幸せな状態の上で、その幸せをタイプトレーナーとして人に提供したい、というヴィジョンです。

以前はどうしても、責任・役割・人のために動くという傾向だったのですが、今は自分の好き(Fi)にも気づくことができ、ブレずにヴィジョンに向けて歩んでいけそうです!