ISTJの私が下の機能(Ni Fe)を使ったエピソード

ISTJの私が下の機能(Ni Fe)を使ったエピソード

この記事は成長コース受けている方向きの記事です。

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ISTJの私の主機能はSi、与えられた役割や体の内にある感覚、経験、準備などにアンテナを張って生活しています。

SiやTeの感覚が得意な一方で、8番目のNiは普段意識することがないし、7番目のFeはその意味や感覚すら獲得していません。

そんなISTJのNi Feを使ったENFPの夫とのエピソードをご紹介します!

【コロナ禍の自粛生活が続く中での幸せ】
3人目の娘の育休中の私は4月からの職場復帰を待ちわびて準備していました。
ところが、コロナの感染拡大が予測された3月、小学校が急遽休校になり、4月から入園予定だった保育園も休園、学童も休みになりました。3月の時は、未曾有の事態に「家族が一緒にいられる」幸せをかみしめ、
夫もこの世の中の変化に前向きに対応しようとする姿があり、在宅勤務中でも子供を広い公園に連れて行ったり、山登りに行こうか、ドライブだったら大丈夫だろうからドライブに行こう、とか家族でできることを色々と考えては楽しい提案をしてくれていました。

一日家族で一緒にいられること、ご飯を一緒に食べられること、この生活で家族の団結が強まったようなそんな幸せな感覚がありました。

【心の乱れ】
4月に入って、夫の仕事がだんだん忙しくなって会議も多くなりました。自宅でネット会議をしたり、資料を作る脇で、子供の声が聞こえたり、子供が部屋に入ってくると仕事に集中できない、家で会議に参加するのはオンオフの切り替えができず、寛ぎの空間がなくなった感覚になる。仕事している部屋の外で妻が子供を叱っている声を聴くと、自分が家のことを何もできていない罪悪感にかられる、かといって、仕事に集中するには子供の面倒を見る余裕がない、これ以上妻に頼るのは罪悪感なので、シッターを頼む。
夫からそういわれました。

私は、この気持ちを聞いて、夫とタッグを組んでこの状況を乗り切ろうと思っていた希望が崩れました。やはり、夫は仕事を優先するのだ、このまま私が仕事復帰しても、私が家のことのハンドルを握らなければならないんだ、夫ができないなら、私がやらないと家のことが回らない、夫に頼れないんだ、フェアじゃないんだ、という絶望でした。

私のSiの感覚がむくむくと出てきていました。

夫が仕事で気持ちがいっぱいになっていることを理解しようとするのと同時に、私の頭の中も不安とやるべき事リストでどんどん気持ちがいっぱいになっていきました。

【歯車が狂っていく感覚】
夫はシッターが来る時間に合わせて行動することがなく、私に任せる形になりました。

私は夫にシッターの受け渡しをお願いしたかったけれど、それをお願いすると夫は不機嫌になりました。
夫はシッターを頼めば私がストレスが減ると思っていたようですが、私にとってはSiで動くととても疲れて、シッターに頼まない方がよほど気が楽という気持ちになりました。

それを伝えると、夫は残念な表情をしていました。

ある日、仕事がたまっている夫が外で仕事をして夕飯に遅れて家についてビールをあけたとき、私が「ビール飲むんだったら一緒に飲みたかった、あなたは仕事があると思ったから私は飲まずに我慢したのに」
ということを言うと、夫はムッとして「それだったらいいよ」と飲むのを我慢しました。

これまでの夫は「それだったら今から一緒に飲もう」と誘ってくれたのですが、一緒に何かをする、ということに前向きになっていないことに、悲しい気持ちになりました。

今冷静に分析すると、私が彼にFeをするのではなく、彼からのFe求めている状況でした。こういった冷たいコミュニケーションがたびたび起こるようになりました。

【自分と向き合うスイッチ】
夫婦関係がぎくしゃくし始めていること、それは相手がしてくれていない、相手の愛が足りない、というような思考に陥っていた時、たまたまタイプラボの卒業コースのセッションに誘われました。

そのセッションの日は、夫とランチデートの約束をしていた日でした。普段だったら夫との時間を優先するのですが、今回はセッションに参加することで長期的に夫との関係がよくなるのだったら今はセッションのチャンスにかけたい、このタイミングでセッションに誘われたのには意味がある、と思って夫に話してタイプラボに参加することにしました。

何となく夫との約束をドタキャンしたことに罪悪感も感じていましたが、私のNiが動き始めていました。

【セッションの内容と今の私がつながる】
セッションが始まり、Tのタイプのものの言い方、についての話題がでました。

Tは言い方がきつい、単刀直入で相手を傷つけることがある、コミュニケーションをとる時にTで話しかけられたいと思わない、という話でした。

私はまさに、夫に言い方がきついと言われたことがあり、夫を言葉で傷つけた思い当たる経験がいくつもありました。

特に気持ちに余裕がないときには夫や子供に対してTで冷たくきつい言葉で伝えることがあるという自覚がありました。

もちろん、Tが良い結果をもたらすこともあり、Tも大事な機能ですが、円滑なコミュニケーションをとりたいときにTの話し方が相手のモチベーションを下げてしまうことがあるのです。

それに改めて気づいたとき、あ、私はコロナ禍で自分の気持ちにいっぱいいっぱいで、家族に対してきつく冷たい態度になっていたのかもしれない、と気づきました。

私のいっぱいいっぱいの気持ちに気づいてほしい、私だけが頑張ってるという気持ちを態度で示し、家族にピリピリした雰囲気を伝染させてしまっていたのではないか、と思うようになりました。あ、原因は、私かも、と。

【NiとFeを使って学びを実践してみる】
セッションの途中で受講者が抜けてしまい(はるみ:このセッションは6名参加するはずでしたが、みんなそれぞれの理由で最後まで参加できなくて、6人が一気に二人だけのセッションになったのも不思議で意味を探っていました。デートに行くべきなんだな!って気付きました)、トレーナーの晴美さんと私だけになりました。そして2人だけになったらネットの調子もなぜか悪くなりました。

今回のセッションに参加した経緯を話していたら、晴美さんが「予定を変更しましょう」と言い出し、何事かと思って晴美さんの声に耳を傾けました。

「あなたは今日、旦那さんとランチを予定していたけどセッションに参加した、今私と2人だけになったけど今日の学びはこれまでの時間で既にできている、今ネットの調子も悪くなった、これは『今から旦那さんとランチしてきなさい』というサインだと思うの。こんな偶然が重なることは私も今までない、旦那さんと今からランチしてくるのはどうかしら。今日の学びを実践しましょう!」

私は晴美さんのNiを信じました。

「夫にメッセージしてみます、夫は間もなくネット会議と言っていたけれど、少し時間があるから、もし近くにいたら会いに行ってきます。」

メッセージすると、夫からすぐに返事がきました。「今近くのレストランにいる、一緒に食べる?おごるよ!」と。

私は走って家のそばのレストランに向かいました。
そして、今日のセッションの学びを実践Feすることにしました。

夫に最近冷たい態度だったりきつい言い方だったり、共感しない態度をとってごめんなさい、と謝りました。

すると、夫は、「いや、俺がそうだったのかもしれない、ごめん」と謝ってきました。

「今朝も、準備がたくさんあって、冷たくあしらってごめんなさい」というと、夫は
「俺も仕事前に家族にそういう態度していたって気づいた、もっと穏やかに接しようと反省した」と言いました。

私が、「あなたが仕事が大変な気持ちを共有してくれた時に、私までいっぱいいっぱいになって夫の代わりにあれしなきゃ、これしなきゃ、って勝手に思ってたけど、夫はこれしてと言ってないのに私が勝手に心配してたと気づいた」と話したら、夫は「俺は気持ちをシェアしただけ、何もあなたに求めてないよ、こんなに考え方が違うんだね。」と笑顔で言いました。

【学びを実践した結果を見る】
相手にきつい言い方をした、相手が傷ついていると自分で気づいているのに、素直に謝れない自分がいたことに気づきました。

前の日に突然セッションに誘われ、参加したセッションのメンバーのタイプは今の私にたくさんのヒントをくれるメンバーの集まりで、得た学びはまさに今の私に必要なことでした。
そして、偶然が重なって、晴美さんの提案で夫と予定していたランチデート(おごり!)まで実現することができた。これら一つ一つにはすべて意味があったと不思議な感覚です。

実践の場では、思い切って素直に謝ってFeを自分からする、そうすると、相手の気持ちが柔らかくなっていくのがわかりました。

「この人は俺のことをわかってくれているんだ」という夫の安心感が伝わってきます。

謝ることが負け、恥ずかしい、自分が頭悪い人だと思われる、という考えがどこかにあり、素直に謝ることができなかったのですが、実際に謝ってみると、相手は私の素直な気持ちを前向きに、しかも好意的に受け取ってくれる、という経験ができました。

謝ることは、むしろ自分の株を上げる(?!)ような、まさに自分の願っていることだったのです。
この経験を積み重ねていくことは、Te高めのISTJの私にとってとても大切だと思っています。

今回、学びから実践まででき成功体験として刻めたことに、心から感謝しています。

これからも夫・家族との対話を思い切って私から仕掛けていく、「負け」「恥ずかしさ」を自分から取りに行くことで、結果的に穏やかになれるコロナ自粛生活を続けていきたいと思います!

自分は何タイプなんだろう?と思った方。まずは自分はどのタイプなのかをタイプLABのトレーナーとの対話を通して診断してみましょう!

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